個人輸入と商業輸入の違いについて
中国からの国際配送で日本に商品を配送する場合、
大別すると個人輸入と商業輸入の2種類の方法があり、
それぞれ関税の算出方法が異なります。
個人が使用する目的で海外から配送する場合を個人輸入、
日本に配送後、第3者に販売を目的とした輸入の場合を商業輸入と呼びます。
個人輸入の関税について
個人輸入の場合、商品代金と送料の合計が10,000円以下なら免税となり関税はかかりません。
ただし、酒税およびたばこ税・たばこ特別消費税は免除となりません。
個人輸入の課税額は、以下の通りです。
課税対象額(商品代金+送料) × 60% × 関税率 = 課税額
※この項での商品代金とは、タオバオで買い付けした商品代金の合計のことです。
商業輸入の関税について
商業輸入とは、その商品を第3者に販売する目的で輸入することです。
商業輸入の場合、課税対象額全額に対して課税されます。
課税額の計算式は、以下の通りです。
課税対象額(商品代金+送料) × 関税率 = 課税額
また、商業輸入では配送先の住所をショップ名(屋号)もしくは会社名で記載する必要があります。
関税率について
課税される場合は、課税価格と関税額に消費税が加算されます。
関税率は商品によって細かく決められています。
以下に代表的な関税率の目安を記載しておきます。
あくまでも目安の関税率となりますので、この関税率が適用されるとは限りません(2012年4月実行関税税率より抜粋)。
- 衣料品 4.4〜12.8%(毛皮コートを除く)
- 革製のハンドバック 8〜16%
- アクセサリー 5.2〜5.4%
- 玩具 無税〜3.9%
- 釣り具 3.2%
- 台所用品及び家庭用品 無税〜3.9%
- 寝具類 3.2〜10.9%
- 家具 無税
- スポーツ・レジャー用品 無税
- 時計 無税
- 機械及び電気機器 無税
- 美術品 無税
- 化粧品 無税
最終的な関税率は、各税関の品目分類により算出されます。
関税率についての詳細は下記の税関へ直接お問い合わせ下さい。
税関 | TEL | FAX |
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函館税関 | 0138-40-4716 | 0138-45-8872 |
東京税関 | 03-3529-0700 | 03-3599-6467 |
横浜税関 | 045-212-6156 | 045-201-4467 |
名古屋税関 | 052-654-4139 | 052-654-4130 |
大阪税関 | 06-6576-3371 | 06-6574-7240 |
神戸税関 | 078-333-3118 | 078-333-3147 |
門司税関 | 050-3530-8373 | 093-332-8415 |
長崎税関 | 095-828-8669 | 095-827-0580 |
沖縄地区税関 | 098-862-8692 | 098-863-0390 |